当てずっぽうで『うみねこのなく頃に』の真相を大胆予想する_A

注意:1から10まで管理人の妄想&思い込みです。
 若かりし頃の金蔵、ドイツに留学または旅行に行き、ユダヤ系の名家の令嬢ベアトリーチェ及びベアトリーチェの家の使用人である源次と出会う。
 ベアトリーチェと結婚の約束をする。或いはベアトリーチェに惚れて熱烈に言い寄りまくる。ベアトリーチェもまんざらではなかった。
 ただEP2において「30年ぶりに呪いの言葉を吐き合う」とか言っているのを見ると、メタ世界の戦人とベアトのように殺伐とした関係だった可能性も考えられる。

 そんなある日、右代宮本家が関東大震災により全壊、金蔵は日本に呼び戻される。
 10tの金塊貸与とまではいかないが、それなりに金持ちである(片翼のインゴットも実際に数本はあったかもしれない)ベアトリーチェの生家をスポンサーにして金蔵、事業開始。
 金蔵とベアトリーチェは疎遠となり、二人とも別の相手と結婚する。

 第二次世界大戦開始、ベアトリーチェの一家離散。
 使用人である源次とベアトリーチェがドイツを脱出し、金蔵に保護される。ベアトリーチェの世話係には熊沢が選ばれる。
 彼女らを匿うための九羽鳥庵および本宅の建築開始。

 それからすぐにナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺が始まる。あと少し亡命が遅かったらガス室で死んでいたかもしれない。
 源次の「お館様に受けた恩」とはこのこと。

 互いに既婚者であり子供までいる今、金蔵の気持ちを受け入れることはベアトリーチェには出来ない。
 EP3において「あくまで金蔵の片思い。金蔵に言い寄られても首を縦に振らなかった」のはこのため。
 そして、既に身重だったベアトリーチェは夫との間の娘=九羽鳥庵のベアトリーチェを出産し(幼い娘と共に亡命したの可能性もある)、ほどなくこの世を去る。
 または、金蔵の思いに応えられないことを苦に自殺?

※EP1において「金蔵とベアトリーチェの間に忘れ形見がいなかったか」という問いに源次は「そのような話は聞いたことが無い」と答えているが「ベアトリーチェ(と他の男性の間)に子供がいなかった」とは明言されていない。
※ここでもし1978年に初成功するはずの体外受精がアリならば、子供のいなかったベアトリーチェの卵子と金蔵自身か源次あたり(自分の子供じゃ近親姦になってしまうため)の精子を配合し、熊沢に産ませた可能性もある。初代ベアト=ベアトの母。だが、自身はあくまでも事実を隠して使用人として接する。
 ロノウェ=源次とワルギリア=熊沢がベアトのメタ世界にいるのは、ベアトの両親或いは祖父母だから。勘弁してくれ。

※……とりあえずベアトリーチェ誕生の経緯は保留とする

 ベアトリーチェの死に悲嘆にくれる金蔵、メタ戦人の推理通り、彼女の幼い娘を生まれ変わりと信じ、建ったばかりの九羽鳥庵に閉じ込める。
 その隠し屋敷の存在を知らせないための森の魔女ベアトリーチェの怪談を流布。
 九羽鳥庵ベアトの世話役は主に熊沢。九羽鳥庵での仕事の時のみ、ワルギリアの身につける片翼が描かれたたすきを付ける。源次もその存在を知っている。

 それから十数年。
 金蔵の仕業か、あるいは庭師あたりの仕業か。無垢で世間知らずな九羽鳥庵のベアトリーチェ、なんだかわからないうちに娘=19人目のベアトを出産する。詳しく語る気にはならず。

※……とりあえずベアトリーチェ誕生の経(略)

 九羽鳥庵のベアト、楼座と邂逅。屋敷の外の世界を夢見ながら、崖から転落してこの世を去る。

 金蔵、九羽鳥庵からベアトリーチェが消えたことを知る。
 家族の手前、おおっぴらに捜索することが出来ず、とうとうベアトリーチェの遺体を見つけることは出来ずじまい。

 故に、残った娘=19人目のベアトを新たな生まれ変わりとして見ることが出来ない。
 30年前のベアトリーチェの生まれ変わりである九羽鳥庵のベアトリーチェが、どこかで生きているかもしれないから。
 「悪魔の証明」によって「九羽鳥庵のベアトリーチェはもうどこにもいない」と証明することが出来ないのである。
 仮にも一度惚れた女の生まれ変わりだと信じた存在を差し置いて、ホイホイ新しいベアトリーチェに心変わりすることは、良くも悪くも一途な金蔵の性格では不可能だった。

 金蔵にとって重要なのはあくまで30年前のベアトリーチェの魂であって、九羽鳥庵のベアトリーチェや19人目のベアトではない。
 EP2において、「30年ぶりの再会」と言い続けた彼の口から、19年前に死んだベアトリーチェのことはカケラも出なかった。

 では、金蔵は19人目のベアトをどうするか。
 九羽鳥庵のベアトリーチェを生きて連れ戻せればいい。しかし、既に死んでいることがわかったら?
『次』のベアトリーチェに魂が移ったと考える。つまり、九羽鳥庵のベアトリーチェの死亡を確認した瞬間、堂々と19人目のベアトを愛することが出来るようになる。
 それまでに、『彼女』を何としても逃がさずに手元に置いておく必要がある。

 九羽鳥庵のベアトリーチェを屋敷と高い柵の中に閉じ込めた結果、失敗した。
 飼っていた鳥を逃がしてしまった時、人は何を思うだろう。
 生き物を鳥籠に閉じ込めておくことは不可能だと諦めるか、次は逃げられぬよう、より頑丈な鳥籠を用意する。

 より頑丈な鳥籠……それが、絵羽がEP3で見つけた地下室である。

 いくら女の子が憧れるような部屋とは言え、陽の当たらない、空も見えない、風を感じることも出来ない、外気すらろくに入ってこない密閉空間。生まれた時からそこで生活する精神的負担は、想像を絶するものがある。
 外国で不倫相手を屋根裏に囲っておいたという事実は確かに存在するが、それは不健全ながらも互いの愛情があったからこそ成立した。何も知らない相手を、一方的に、幽閉するのとはわけが違う。

 「19人目のベアト」がもしこのような環境に存在するとしたら。
 恐らく戸籍は存在しない。話し相手=彼女の存在を知るのは源次と熊沢、年に一度訪れる真里亞くらい。友達を作るなど夢のまた夢。外の景色すら満足に見ることも出来ない。たまに外に出た時に目にした自然の風景は、奇跡の賜物に見えただろう。
 そして一体、誰の子供なのか。金蔵ならばその絶望はもはや語るまでもないし、庭師あたりでも、何も知らない九羽鳥庵のベアトリーチェがそのような目にあったわけであり……何にせよ最悪だ。
 EP2で「貴方なんて知らない」と発言し、愛を語った紗音に激昂した理由がわかる。彼女のアイデンティティなど吹けば容易く消し飛ぶ。自分たち母娘を束縛する金蔵のベアトリーチェへの思い=愛などゴミみたいなものだろう。その一方で、人をそうまで駆り立てる愛という感情に畏怖する。

 九羽鳥庵のベアトリーチェも、19人目のベアトも、己が30年前にこの世を去ったベアトリーチェの魂の容れ物であることを理解している。
 つまり彼女たち母娘「自身」は、金蔵をはじめこの世にとって「無い」も同然なのだ。

 自分自身が存在しない、「実体が無い」ベアトリーチェ親子。
 長じるにつれて、19人目のベアトの内心に底知れぬ絶望が降り積もっていく。
 そして舞台は1986年へ。

 (続く)

→仮説A_「右代宮家から逃れるために動き出す『隠された19人目』・魔女=真犯人の象徴」
→仮説B_「魔女とは『19人目』を冤罪から守る存在・魔女=冤罪の象徴」

EP3までの簡易結論
EP4を読んでまとめた完全版(中編)

テーマ : うみねこのなく頃に - ジャンル : ゲーム

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